「何を持っていけばいいんだろう」——登山の準備でいちばん迷うのが持ち物です。忘れ物は危険につながり、持ちすぎれば体力を削ります。
このチェックリストは、行程・季節・山域を選ぶと、あなたの山行に合った持ち物だけを並べます。膝や足首に不安がある人には、理学療法士(PT)として「体を守る道具」も一緒に提案します。チェックした状態はこの端末に保存されるので、出発前の最終確認にそのまま使えます。
登山 装備カルテ(持ち物チェックリスト)
山とあなたの体に合わせて、持ち物リストを組み立てます。チェック状態はこの端末に保存されるので、出発前の最終確認にどうぞ。
水分・行動食の計算根拠:脱水量(ml)=体重(kg)×行動時間(h)×5(山本正嘉『登山の運動生理学とトレーニング学』の目安式)。消費エネルギー(kcal)≒7METs×体重(kg)×行動時間(h)×1.05を目安に、行動食で補う分をその3〜4割として算出しています。いずれも一般的な目安で、医学的な指示ではありません。
このリストの考え方
装備は「あれば安心なもの」を全部持つと、ザックが重くなって体を痛めます。大切なのは、その山とその日の自分に必要な物だけを選ぶことです。
- 必須:多くの日帰り〜小屋泊で外せない基本の装備です。まずここを埋めてください。
- あると安心:状況に応じて足すものです。全部そろえる必要はありません。
PTとして特にお伝えしたいのが、気になる部位を選んだときに出てくる装備です。たとえば膝が不安な人にはトレッキングポール、足首が不安な人には靴の履き方まで踏み込んで提案します。道具は不安を減らすお守りになりますが、頼り切りは禁物です。歩き方や体づくりとセットで使うと、効果がぐっと高まります。
体重と行動時間を入れると、水分と行動食の目安も数字で出ます。水は「体重×行動時間×5」で失う量を見積もり、その7〜8割を用意する目安にしています。行動食は、消費エネルギーの3〜4割を補う量を目安にしました。どちらも山本正嘉『登山の運動生理学とトレーニング学』の考え方をもとにした、あくまで一般的な目安です。
使い方のコツ
- 前日にチェック:パッキングしながらチェックを入れると、入れ忘れが防げます。
- 印刷して持つ:印刷ボタンを押すと、空欄のチェックリストとして紙に出せます。家族と分担するときにも便利です。
- 端末に保存される:チェック状態はこのブラウザに残ります。次に開いたときも続きから使えます。
- 迷ったら軽くする:「あると安心」で迷ったら、外す勇気も大切です。軽いザックは、それだけで安全につながります。
装備の一つひとつをもっと詳しく知りたい方は、富士登山の装備リストや登山靴の選び方もあわせてどうぞ。水の量をしっかり計算したいときは登山の水分量 計算機が役立ちます。
※このリストは一般的な目安です。必要な装備は、山域・ルート・その日の天候で大きく変わります。残雪や凍結のある山(積雪期)は、専門の装備と経験が必要なため、このツールの対象外です。最終的な判断は、行く山の最新情報とご自身の経験にもとづいて行ってください。