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    <title>高山病 on ヤマカルテ</title>
    <link>https://yamakarte.com/tags/%E9%AB%98%E5%B1%B1%E7%97%85/</link>
    <description>Recent content in 高山病 on ヤマカルテ</description>
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      <title>ヤマカルテ</title>
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    <lastBuildDate>Mon, 04 May 2026 00:00:00 +0000</lastBuildDate>
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      <title>富士山プリンスルート（トラバース）完全ガイド｜PTが登山未経験の友人2人と歩いた1泊2日体験記</title>
      <link>https://yamakarte.com/posts/fuji-prince-route/</link>
      <pubDate>Mon, 04 May 2026 00:00:00 +0000</pubDate>
      <guid>https://yamakarte.com/posts/fuji-prince-route/</guid>
      <description>富士山プリンスルート（トラバース）を登山未経験の友人2人と1泊2日で歩いた記録。理学療法士（PT）の視点から、高山病対策・ペース配分・初心者と登るコツを、影富士・御来光・大砂走りの体験とあわせて解説します。</description>
      <content:encoded><![CDATA[<p><img alt="照らされた剣ヶ峰と大気に映る富士山の影 プリンスルート" loading="lazy" src="/images/fuji-prince-route/43_eyecatch.jpg"></p>
<p>「人生で一度は富士山に登ってみたいけど、自信がない」
「富士山のルートが多すぎて、どれを選べばいいかわからない」</p>
<p>そんな悩みを持つ方に、私が選んでよかったと感じている<strong>プリンスルートのトラバース版</strong>をご紹介します。</p>
<p>結論からお伝えすると、このルート取りは<strong>登りは富士宮ルートで最短に、降りは御殿場ルートの大砂走りで一気に、という贅沢取りができる、初心者連れにも向いた選び方</strong>です。私は2021年8月、登山未経験の友人2人を連れて1泊2日で歩きました。</p>
<p>私は理学療法士（PT）として臨床経験10年以上、山は146座を歩いてきました。本記事では、実際のコース・距離・標高差から、<strong>高山病対策・ペース配分・初心者と登るコツ</strong>まで、PTの視点と体験ストーリーの両面でお伝えします。</p>
<p>読み終わるころには、「未経験の仲間と富士山に登るなら、こう計画すればいい」というイメージができると思います。</p>
<h2 id="プリンスルートトラバースとは富士宮ルートと御殿場ルートのいいとこ取り">プリンスルート（トラバース）とは？富士宮ルートと御殿場ルートの「いいとこ取り」</h2>
<p><img alt="新東名高速から望む夏の富士山 プリンスルートの起点へ" loading="lazy" src="/images/fuji-prince-route/1_intro.jpg"></p>
<p>プリンスルートは、独立した登山道があるわけではありません。<strong>富士宮ルートを６合目まで登り、宝永山経由で御殿場ルートにトラバース（横移動）する経路</strong>のことを指します。</p>
<p>名前の由来は、皇太子時代の天皇陛下がこのルートを歩かれたことから。</p>
<p>ただしこのルートは、<strong>降りはそのまま御殿場ルートで御殿場口まで行くため、登山口と下山口が異なるルート</strong>となります。</p>
<p>そこで私が今回おすすめしたいのが知る人ぞ知る<strong>トラバースルート</strong>です。</p>
<p>これは御殿場ルートの山小屋、<strong>赤岩八合館</strong>さんが紹介しているルートで、<strong>富士宮ルートを途中まで登り、赤岩八合館付近で御殿場ルートにトラバースする経路</strong>のことを指します。</p>
<p>このルートの何が「いいとこ取り」かというと、</p>
<ul>
<li><strong>登りは富士宮ルートで最短</strong>：4ルート中もっとも標高差が小さく、距離も短い。</li>
<li><strong>山頂付近で御殿場ルートに合流</strong>：人混みを避けて山頂アタックできる。</li>
<li><strong>降りは大砂走り</strong>：御殿場ルート名物の砂礫の斜面を一気に下れる。</li>
<li><strong>宝永山に立ち寄れる</strong>：第二の山頂とも呼ばれる宝永山経由で景色が変わる。</li>
</ul>
<p>つまり、<strong>登りの体力消耗を抑えつつ、富士山の多彩な表情を一度に楽しめる</strong>のがプリンスルート最大の魅力です。</p>
<h2 id="基本データ私たちの実際の山行記録">基本データ：私たちの実際の山行記録</h2>
<p>参考までに、私が登山未経験の友人2人と歩いたときの実数値をお伝えします。</p>
<table>
  <thead>
      <tr>
          <th>項目</th>
          <th>数値</th>
      </tr>
  </thead>
  <tbody>
      <tr>
          <td>登山日</td>
          <td>2021年8月4日〜5日（1泊2日）</td>
      </tr>
      <tr>
          <td>メンバー</td>
          <td>ヤマカルテ管理人 ＋ 登山未経験の友人2名</td>
      </tr>
      <tr>
          <td>ルート</td>
          <td>登り：富士宮ルート→赤岩八合館でトラバース→御殿場ルート ／ 下り：プリンスルート（宝永山経由）</td>
      </tr>
      <tr>
          <td>距離</td>
          <td>13.3km</td>
      </tr>
      <tr>
          <td>標高差</td>
          <td>のぼり 1,593m ／ くだり 1,590m</td>
      </tr>
      <tr>
          <td>所要時間</td>
          <td>15時間33分（休憩含む、山小屋泊除く）</td>
      </tr>
      <tr>
          <td>宿泊地</td>
          <td>赤岩八合館（標高約3,300m）</td>
      </tr>
  </tbody>
</table>
<p>未経験者連れということもあり、コースタイムよりゆっくり歩きました。<strong>「コースタイム×1.3〜1.5倍」を見込んでおく</strong>と、初心者と登るときは無理がありません。</p>
<h2 id="1日目富士宮口から赤岩八合館へ">1日目：富士宮口から赤岩八合館へ</h2>
<p>富士宮口5合目（標高2,400m）からスタート。<strong>富士宮ルートは4ルート中もっとも5合目の標高が高い</strong>ため、いきなり高所に身体を運ぶことになります。ここで焦ってペースを上げると、確実に高山病の餌食になります。到着次第、<strong>まずはビジターセンターで身体を慣らしましょう</strong>。</p>
<p><img alt="富士山プリンスルート 標高3000mを突破した瞬間" loading="lazy" src="/images/fuji-prince-route/15_3000m.jpg"></p>
<p>3,000mを突破。ここから空気の薄さが体感ではっきり変わります。<strong>未経験の友人2人は「息が浅くなる感じ」と表現していました</strong>。私も「ここからは深呼吸を意識して、半分のペースで歩こう」と声をかけ、意識的にスローダウンしました。</p>
<p><img alt="富士宮ルートから御殿場ルートへトラバースする登山道" loading="lazy" src="/images/fuji-prince-route/21_traverse.jpg"></p>
<p>赤岩八合館の少し手前で、富士宮ルートから御殿場ルートへトラバース。ここが今回のルートの特徴です。普通の富士宮ルートを登る登山者からすると見過ごしがちな分岐ですが、赤岩八合館さんのHPにて詳しく解説されていますのでご参照ください。</p>
<p><img alt="赤岩八合館が見えてきた 御殿場ルート上の山小屋" loading="lazy" src="/images/fuji-prince-route/23_akaiwa-arrival.jpg"></p>
<p>赤岩八合館（標高約3,300m）に到着。御殿場ルート上の山小屋で、<strong>宿泊するならここがおすすめ</strong>です。富士宮ルートの混雑から離れた静かな立地で、初日の疲労を癒すには最適でした。</p>
<blockquote>
<p>初心者と登るときのコツ：<strong>1日目のゴールは無理をしない高度に置く</strong>。高度を一気に稼ぐと睡眠中に高山病が悪化しやすいため、適度な高度に抑えた山小屋に泊まり身体を慣らすのが安全です。</p>
</blockquote>
<h2 id="山小屋の夜影富士と東京の夜景">山小屋の夜：影富士と東京の夜景</h2>
<p>赤岩八合館での夜は、富士山の魅力が凝縮された時間でした。</p>
<p><img alt="赤岩八合館のおかわり自由カレー 富士山の山小屋食事" loading="lazy" src="/images/fuji-prince-route/27_curry.jpg"></p>
<p>夕食は名物の<strong>おかわり自由カレー</strong>。標高3,300mで身体は疲れ、食欲が落ちる人も多いのですが、<strong>カレーは比較的食べやすく、炭水化物補給に最適</strong>でした。友人2人もしっかり食べられて一安心。高山では「食べられる時に食べる」が翌日のスタミナを決めます。</p>
<p><img alt="雲海に映る影富士 赤岩八合館から見た夕暮れ" loading="lazy" src="/images/fuji-prince-route/28_kagefuji.jpg"></p>
<p>夕方、<strong>影富士</strong>が現れました。沈みゆく太陽を背にした富士山の影が、雲海の上に三角形に伸びていく。これは標高3,000m以上の富士山に泊まらないと見られない景色です。</p>
<p><img alt="水平線越えに大気のスクリーンに映る富士山の影" loading="lazy" src="/images/fuji-prince-route/30_kagefuji-screen.jpg"></p>
<p>さらに条件が整うと、影は雲海を超えて<strong>水平線の上の大気そのものをスクリーン</strong>にして伸びていきます。「自然がここまでのスケールで影絵を描くのか」と、3人で言葉を失いました。</p>
<p><img alt="赤岩八合館から見下ろす東京方面の夜景 富士山の山小屋" loading="lazy" src="/images/fuji-prince-route/33_nightview.jpg"></p>
<p>夜になると、東京方面の夜景が眼下に広がります。<strong>標高3,300mから見る関東平野の灯りは、地上の星空のよう</strong>。友人たちは「これだけでも来た価値があった」と何度も言っていました。</p>
<h2 id="御来光と山頂日本最高点-剣ヶ峰3776m">御来光と山頂：日本最高点 剣ヶ峰3776m</h2>
<p>2日目は深夜に出発し、山頂を目指します。</p>
<p><img alt="真っ赤な太陽が昇る富士山の御来光" loading="lazy" src="/images/fuji-prince-route/42_goraiko.jpg"></p>
<p>雲海から昇る、<strong>信じられないほど赤く大きな太陽</strong>。空気が澄んでいる富士山の御来光は、低山で見る朝日とは別物です。寒さで震えながらも、3人で無言になって眺めました。</p>
<p><img alt="富士山山頂で昇る太陽を掴むポーズの記念写真" loading="lazy" src="/images/fuji-prince-route/48_grab-sun.jpg"></p>
<p>山頂遊びの定番「太陽を掴む」ポーズ。<strong>未経験の友人2人がここまで登り切ったご褒美</strong>として、思い切り遊びました。</p>
<p><img alt="日本最高点 剣ヶ峰3776mの山頂標 富士山" loading="lazy" src="/images/fuji-prince-route/60_summit.jpg"></p>
<p>そして<strong>日本最高点・剣ヶ峰（3,776m）</strong>。山頂火口を歩く「お鉢巡り」の最高地点で、ここに立つと「日本でこれより高い場所はない」という事実が身体に染みます。</p>
<p><img alt="富士山山頂から望む北岳と間ノ岳 南アルプス" loading="lazy" src="/images/fuji-prince-route/57_kitadake.jpg"></p>
<p>山頂からの展望で個人的に好きなのが、<strong>南アルプスの北岳と間ノ岳</strong>（それぞれ日本第2位・第3位）が並んで見える方角。「日本の標高1位・2位・3位が一同に並ぶ場所」に立っているという贅沢があります。</p>
<h2 id="下山プリンスルートの真骨頂大砂走りと宝永山">下山：プリンスルートの真骨頂、大砂走りと宝永山</h2>
<p>下山はプリンスルートのハイライト、御殿場ルートの大砂走りから宝永山へ。</p>
<p><img alt="御殿場ルート名物 大砂走りを駆け下る登山者" loading="lazy" src="/images/fuji-prince-route/76_sunabashiri.jpg"></p>
<p><strong>大砂走り</strong>は、火山砂礫の急斜面を一歩で2〜3m滑り下りられる名物区間。膝への衝撃は通常の下山道よりも<strong>砂が緩衝してくれて軽い</strong>のですが、ペースが上がりすぎると転倒リスクが高まります。</p>
<blockquote>
<p>PT視点のコツ：大砂走りは<strong>膝を軽く曲げ、上体を少し前傾させ、かかとから着地する</strong>と安定します。ストックは突きすぎず、バランス補助に使う程度が安全です。</p>
</blockquote>
<p><img alt="宝永山の山頂に到着 富士山プリンスルート下山" loading="lazy" src="/images/fuji-prince-route/77_houeizan-arrival.jpg"></p>
<p>大砂走りの途中で分岐し、<strong>宝永山</strong>（標高2,693m）へ。富士山の側火山で、巨大な火口を持つ「もうひとつの山頂」。普通の富士登山では立ち寄らない場所ですが、プリンスルートならここに寄り道できます。</p>
<p><img alt="宝永山から振り返る大迫力の富士山 プリンスルート" loading="lazy" src="/images/fuji-prince-route/78_fuji-from-houei.jpg"></p>
<p>宝永山から振り返ると、<strong>さっきまで自分たちが立っていた富士山頂</strong>がそびえ立っています。「あそこから歩いて降りてきたのか」と、達成感が押し寄せる瞬間です。<strong>この景色が見られるのはプリンスルートの特権</strong>です。</p>
<h2 id="pt視点未経験の友人と富士山に登るための5つのコツ">PT視点：未経験の友人と富士山に登るための5つのコツ</h2>
<p>ここからは理学療法士（PT）として、また実際に未経験の友人2人を連れて成功した経験から、<strong>初心者と富士山を歩く際のコツ</strong>をまとめます。</p>
<p><strong>1. ペースは「会話ができる速度」を死守する</strong></p>
<p>高所では息が上がりやすく、<strong>少し頑張ると一気に高山病に近づきます</strong>。会話が途切れない速度＝有酸素運動の適正強度の目安なので、これを超えないこと。</p>
<p><strong>2. こまめな水分・補給を「時間で」管理する</strong></p>
<p>喉が渇く前に飲む、空腹を感じる前に食べる。<strong>30分に1回の水分、1時間に1回の補給</strong>を時間でルーティン化すると、未経験者でも消耗しにくくなります。</p>
<p><strong>3. 1日目のゴールを高くしすぎない</strong></p>
<p>赤岩八合館（3,300m）程度に泊まり、<strong>就寝までに身体が高度に慣れる時間を確保</strong>するのが安全です。8合目より上の山小屋に泊まると、睡眠中に高山病が悪化するリスクが上がります。</p>
<p><strong>4. 深呼吸を意識的に教える</strong></p>
<p>未経験者は無意識に呼吸が浅くなります。<strong>「鼻から吸って口から長く吐く」を意識的に繰り返す</strong>よう、登り始めから声をかけましょう。これだけで頭痛の発生率が体感的に下がります。</p>
<p><strong>5. 下山こそ膝に注意</strong></p>
<p>富士山の下山は標高差1,500m以上の長丁場。<strong>未経験者の膝はここで悲鳴を上げます</strong>。歩幅を小さく、衝撃を吸収するように軽く膝を曲げる。ストックがあるなら必ず使う。大砂走りも調子に乗らせない（楽しいので暴走しがち）。</p>
<blockquote>
<p>PTとしての本音：富士登山で多いトラブルは「高山病」と「下山時の膝痛」の2つに集約されます。<strong>両方ともペース管理で大半が予防可能</strong>です。</p>
</blockquote>
<h2 id="まとめプリンスルートトラバースは未経験の仲間と富士山を最大限楽しむ答えのひとつ">まとめ：プリンスルート（トラバース）は「未経験の仲間と富士山を最大限楽しむ」答えのひとつ</h2>
<p>最後に振り返ります。</p>
<ul>
<li>プリンスルート（トラバース）は<strong>登り富士宮・下り御殿場のいいとこ取り</strong>で、初心者連れに向いた経路。</li>
<li>1日目のゴールは<strong>赤岩八合館</strong>（3,300m）程度に抑え、影富士・夜景・カレーで山小屋泊を満喫する。</li>
<li>2日目は<strong>御来光→剣ヶ峰→大砂走り→宝永山</strong>と、富士山の多彩な表情を一気に味わえる。</li>
<li>PT視点のコツは、<strong>会話できる速度・時間で管理する補給・1日目のゴール設定・深呼吸・下山の膝ケア</strong>の5つ。</li>
<li>どれも特別な技術は不要だが、<strong>意識して声をかけ続けることが、未経験者を笑顔のまま山頂に導く鍵</strong>。</li>
</ul>
<p>「未経験の友人と日本一の山に登る」というのは、計画次第で十分に実現できる夢です。<strong>プリンスルートはその答えのひとつ</strong>として、自信を持っておすすめできます。</p>
<p>私自身、あの夜の影富士と、宝永山から振り返った富士山の姿は、今も鮮明に思い出せます。あなたの仲間とも、ぜひあの景色を共有してきてください。</p>
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