秋の登山道のわきで、岩に座った幼児と目の高さを合わせてしゃがみ、肩に手を添えて様子を確かめる父親の水彩画 子どもが山で頭を打ったときの受診の目安と危険サインを理学療法士が解説 ヤマカルテ

子どもが登山道で転んで、岩に頭をぶつけた。泣き止んで元気そうに見えるけれど、このまま登ってよいのか、下山して病院へ行くべきなのか。山の上では、すぐに相談できる相手もいません。

結論を先に書きます。頭を打ったら、まず急に動かさずに、意識と体のけがを確かめます。 意識がない、けいれん、くり返し吐く、反応が鈍いといったサインがあれば、その場で119番などで救助を求めます。サインがなく元気に見えても、その日は山行を切り上げて下山し、受診を考えてください。打ってから3時間がもっとも注意の要る時間で、山の上ではその変化に気づきにくいからです。

私は理学療法士(PT)として、病院で大人の脳挫傷や慢性硬膜下血腫(頭の中にゆっくり血がたまる病気)の方のリハビリに関わってきました。子どもの頭のけがの専門ではないので、この記事では小児科医会の目安と、4万人以上の子どもを調べた研究をもとに、親が山の上で使える形に整理します。読み終えるころには、子どもが頭を打ったときに「その場で何を見て、どこへ連絡し、いつ下りるか」を決められるようになります。

この記事では、頭を打ったあとの判断を次の3つに分けて書きます。

  • すぐ救助を求める:意識・けいれん・呼吸・強くなる頭痛などの危険サインがあるとき
  • その日のうちに受診する:危険サインはないが、医師が重く見るサインがある、または心配なとき
  • 家で見守る:受診して問題がなかった、またはサインがなく元気なとき(それでも3日間は様子を見る)

子どもは頭を打ちやすく、山の地面は硬い

子どもは体のわりに頭が大きく重いので、転ぶと頭や顔から落ちやすい体つきです。そのうえ山の地面は岩や木の根が多く、家の床や公園の芝生よりずっと衝撃が強くなります。

子どもは頭を打ちやすく山の地面は硬いことの図解 頭が大きく重く転ぶと顔や頭から落ちやすい、岩の上は30〜50cmの落差でも重症の危険、キャリアでのけが51件のうち74.5%が頭、岩の上で頭を打ったら一段慎重に ヤマカルテ

頭が大きく、転び方もまだうまくない

大阪小児科医会は、子どもが頭をよく打つ理由として、体のわりに頭が重く大きいこと、バランスのとり方や転び方がまだうまくないことを挙げています[1]。転ぶと、手より先に顔や頭が地面に落ちてしまいます。

米国の救急外来のデータでも、登山やトレイルランニング、マウンテンバイクなどトレイルで起きたけが9,835件のうち、18歳未満は大人より脳震盪や頭のけがの割合が高いことが報告されています[2]。

岩の上では、低い高さでも重くなることがある

同じ高さから落ちても、地面によって衝撃はまったく違います。大阪小児科医会によると、1歳を過ぎた子どもなら、畳・草地・砂地・軟らかい土のような衝撃の弱い地面では、1m以内の高さから落ちてもほとんど重症にならないとされています[1]。一方で、コンクリートや石のように硬い地面では、30〜50cmの落差でも重症になる危険があるとも書かれています。

山の登山道は、まさに石と岩の地面です。家の中の「ちょっと転んだ」と同じ感覚で考えず、岩の上で頭を打ったときは一段慎重に見てください。

キャリアからの落下は、頭から落ちやすい

大人が身につける子ども用キャリア(抱っこ型・背負い型を含む)でのけがを米国の救急データで集めた研究では、51件のうち74.5%が頭のけがでした[3]。数は少ないものの、キャリアでのけがは頭に及びやすいと考えておきたいところです。

私はキャリアで子どもを背負うとき、とくに張り出した枝の下をくぐる場面で気をつけています。背中の子の頭は、自分の頭より高い位置にあるからです。自撮り棒にスマホをつけて、インカメで背中の子の様子を見ることもあります。キャリアの選び方はチャイルドキャリア比較にまとめています。

すぐに119番する危険サイン

子どもが頭を打ったあとに、意識がない、けいれんしている、大量に出血している、頭が異様にへこんでいる、強くなっていく頭痛がある、といったサインがあれば、ただちに119番などで救助を求めます。山の中では、歩いて下ろすより救助を待つほうが安全です。

すぐ119番する危険サインの図解 意識がない・反応が鈍い、けいれん、くり返し吐く、強くなっていく頭痛、大量の出血・頭のへこみ、ろれつが回らない・手足に力が入らない、物が二重に見える、耳や鼻から血や透明な液、呼吸がなければ119番の指示で胸骨圧迫、首を痛めていそうなら動かさない ヤマカルテ

救助を求めるサイン

大阪小児科医会は、頭を打ったあとに次の症状があれば、ただちに救急車を呼ぶよう勧めています[1]。

  • 意識がない
  • けいれんしている
  • 大量に出血している
  • 頭が異様にへこんでいる

さらに、次のサインも山の上では救助を求める目安になります。小児科医会が「一つでもあればすぐ受診」としているもので[1]、山の上ではすぐに病院へ行けないからです。

  • くり返し吐く
  • だんだん元気がなくなる、呼びかけへの反応が鈍い
  • 顔色が悪い、表情がぼんやりして受け答えがおかしい

米国疾病予防管理センター(CDC)も、頭を打ったあとの危険サインとして次のものを挙げ、すぐに救急を呼ぶよう勧めています[10]。

  • 強くなっていく、おさまらない頭痛
  • 起こしても起きない、起きていられないほどの眠気
  • ろれつが回らない、手足に力が入らない・しびれる、動きがぎこちない
  • 物が二重に見える、左右の瞳の大きさが違う
  • 人や場所が分からない、落ち着きがなく混乱している
  • 乳幼児では、あやしても泣き止まない、母乳やミルク・食事をとらない

耳や鼻から血や透明な液が出る、耳の後ろや目のまわりにあざが出るのは、頭の骨の付け根が折れているサインです[4]。これも山の上では救助を求める目安と考えてください。

呼吸がなければ、胸骨圧迫を先に

反応がなく、ふだんどおりの呼吸がないときは、119番に電話して、指令員の指示に従って胸骨圧迫(心臓マッサージ)を始めます。首を痛めているかもしれなくても、このときは命を守る手当てが先です。

首を痛めているかもしれないときは動かさない

頭を強く打ったときは、首も一緒に痛めていることがあります。呼吸がある状態で、首を痛がる、手足が動かしにくい、しびれを訴えるときは、子どもを抱き起こしたり歩かせたりせず、その場で救助を待ってください。寒い時期は、上着やシートで体を冷やさないようにします。

受診の目安|医師が重く見るサインを知っておく

危険サインがなくても、医師が「詳しく調べたほうがよい」と重く見るサインがあります。年齢で少し違うので、2歳未満と2歳以上に分けて知っておくと、受診するかどうかの判断がしやすくなります。

4万人以上の子どもで作られた、医師向けの目安

北米の救急外来25か所で、頭を打った18歳未満の子ども42,412人を調べた研究があります[4]。この研究は、重い脳のけがの可能性がとても低い子どもを見分ける目安を、年齢別に作りました。のちに約2万人で確かめた研究でも、医師が診察して使った場合に、重いけがを2歳未満で100%、2歳以上で98.8%拾えたことが示されています[5]。

この目安は、医師が病院で診察したうえで、CT検査をするかどうかを決めるためのものです。親がそのまま当てはめて「受診しなくてよい」と決めるためのものではありません。 下に出てくる「5秒」「90cm」「1.5m」といった数字も、これより下なら安全という境目ではありません。どんなサインが重く見られるかを知って、山の上で何を観察すればよいかの参考にしてください。

2歳以上で重く見るサイン

研究の目安では、2歳以上の子どもで次のサインがあると、重いけがの可能性を考えて詳しく調べます[4]。

  • 意識がいつもと違う(ぼんやりしている、受け答えがおかしい)
  • 少しでも気を失った
  • 吐いた
  • 強い頭痛を訴える
  • 耳や鼻から血や透明な液が出る、耳の後ろや目のまわりにあざが出る(頭の骨の付け根の骨折のサイン。山の上では救助を求める)
  • 勢いの強いけが(1.5mより高いところからの落下など)

2歳未満で重く見るサイン

2歳未満の子どもは、頭痛を言葉で伝えられません。研究の目安では、次のサインを重く見ます[4]。

  • 意識がいつもと違う
  • おでこ以外のたんこぶ(頭の横や後ろ)
  • 5秒以上、気を失った
  • 頭の骨がへこんでいるように触れる
  • 親から見て、いつもと様子が違う
  • 勢いの強いけが(90cmより高いところからの落下など)

キャリアに乗る年齢の子どもは、背負っている大人の肩の高さにいます。キャリアから落ちた場合は、この「90cmより高いところからの落下」に当てはまることが多いと考えてください。

医師が重く見るサインを年齢で分けた図解 2歳以上は意識がいつもと違う・少しでも気を失った・吐いた・強い頭痛・1.5mより高い所から落ちた、2歳未満は意識がいつもと違う・おでこ以外のたんこぶ・5秒以上気を失った・親から見ていつもと違う・90cmより高い所から落ちた、数字は安全の境目ではなく迷ったら受診、夜は#8000 ヤマカルテ

吐いたときの考え方

頭を打ったあとに吐く子どもは珍しくありません。救急外来を受診した約2万人の子どもを調べた研究では、17%に吐く症状があり、ほかにサインがなく吐いただけの子どもで重いけががあったのは0.3%でした[6]。これは医師が診察して、ほかのサインがないことを確かめたうえでの数字です。

ただし、ほかのサインと重なると話は変わります。同じ研究でも、頭の骨折のサインや意識の変化、頭痛、いつもと違う様子が一緒にあると、重いけがの可能性が高くなっていました。山の上では、ほかのサインを落ち着いて見分けるのは難しいものです。吐いたら、その日は下山して受診を、くり返し吐くならその場で救助を求めてください。

迷ったら、受診する

私の子どもが自宅の階段から落ちたときは、まず急に動かさず、意識の状態と体のけがを確かめました。特に問題はなさそうでしたが、念のため救急外来を受診し、医師の判断で頭のCT検査を受けました。幸い、大事には至りませんでした。CT検査は全員に必要なわけではなく、診察や経過を見て医師が決めるものです。

サインがなくても、心配なら受診してかまいません。 夜間に家で迷ったときは、子ども医療電話相談(#8000)で看護師などに相談できます。ただし受付時間は都道府県ごとに違い、夜間だけのところが多いので、住んでいる地域の時間を事前に確かめておきます[7]。

山の上での動き方|確かめる、冷やす、下りる

子どもが山で頭を打ったら、まず急に動かさずに意識とけがを確かめ、打った場所を冷やし、危険サインがなくてもその日は下山します。山の上では、頭を打ったあとの変化を見守る条件がそろっていないからです。

山で頭を打ったら確かめる・冷やす・下りるの図解 動かさずにすぐ泣いたか・呼びかけへの反応・首と手足を確かめる、きれいな水と布で約20分冷やし通報や下山を後回しにしない、元気に見えてもその日は下山し途中で危険サインが出たら救助を、危険サインがあればどの段階でも119番 ヤマカルテ

まず動かさず、意識とけがを確かめる

頭を打った直後は、抱き上げる前に、その場で次のことを確かめます。

  1. すぐに泣いたか:直後に泣き出したのは、意識がはっきりしていたしるしです[1]
  2. 呼びかけに反応するか:名前を呼んで目が合うか、年齢に合った受け答えができるか
  3. 出血や頭のへこみがないか:髪をかき分けて、打った場所を見る
  4. 首を痛がらないか、手足を動かせるか

ここで危険サインがあれば、動かさずに救助を求めます。

打った場所を冷やす

大阪小児科医会は、打った場所を氷水か保冷剤で約20分冷やすと、こぶや内出血が小さくて済むとしています[1]。山では、水筒のきれいな水で濡らした清潔なタオルやハンカチで代わりにできます。うまく冷やせずにこぶが広がっても、頭の中に悪い影響はないとされています。冷やすのは、危険サインがないことを確かめたあとです。通報や下山の判断を、冷やすために後回しにしないでください。

傷があれば、清潔なガーゼで押さえて止血します。ただし、頭がへこんでいるところや、骨が折れていそうなところは直接強く押さえず、まわりを押さえて救助を求めます。救急セットの中身は登山の救急セットの中身にまとめています。

サインがなくても、その日は下山する

大阪小児科医会は、頭を打ってから3時間以内がもっとも注意が要り、24時間以内は注意が要るとしています[1]。山の上では、子どもが眠そうにしていても、疲れなのか意識の変化なのかを見分けにくく、変化に気づいてもすぐに病院へ行けません。

危険サインがなく元気に見えても、その日は山行を切り上げて、無理のないペースで下山することをすすめます。下山中も、ときどき呼びかけて反応を確かめます。キャリアで背負って下りるときは、同行者に後ろから見てもらうか、安全な場所で立ち止まってから自撮り棒のカメラで顔色を確かめます。歩きながらスマホを操作しないでください。

下山の途中で危険サインが出たら、そこで歩いて下りるのをやめ、救助を求めます。

帰ってからの見守り|3時間、24時間、3日間

家に帰ってからも、頭を打ってから24時間はとくに注意して見守り、その後も3日間は様子を気にかけます。頭を打ったあとに遅れて出る変化は多くありませんが、ゼロではないからです。

帰ってからの見守りの図解 3時間はもっとも注意、24時間は注意して見守り激しい遊びと湯船は控える、3日間は様子を気にかける、見るポイントは元気さ・顔・嘔吐、日数にかかわらず悪くなったら受診 ヤマカルテ

見るポイントは「元気さ・顔・嘔吐」

大阪小児科医会は、家で様子を見るときのポイントを、『元気さ』『顔』『嘔吐』の3つにまとめています[1]。

  • 元気さ:だんだん元気がなくなっていないか
  • 顔:顔色が悪くないか、表情がぼんやりして受け答えがおかしくないか
  • 嘔吐:くり返し吐いていないか

一つでも当てはまれば、すぐに受診してください。 受診先は、脳神経外科・小児科・外科、または救急外来です。

24時間以内は、激しい遊びを控えて家の中で過ごし、湯船につかるのはやめます。小児科医会は、24時間を過ぎたら普段どおりに過ごしてよいものの3日間はこの3つのポイントに気をつけること、4日目以降に症状が出ることはまずないことを挙げています[1]。

ただし、これは目安です。3時間や24時間を過ぎたから安心、ということではありません。日数にかかわらず、新しい症状が出たり悪くなったりしたら受診してください。 受診して医師から指示があれば、そちらを優先します。

遅れて出血が見つかることは、ごくまれ

救急外来で診察を受けて問題がなかった子どもで、あとから頭の中の出血が見つかることは、ごくまれです。カナダで、救急外来を受診した軽い頭のけがの14歳未満の子ども約18,000人を調べた研究では、6時間以上たってから出血が見つかったのは約0.03%で、この子どもたちの中に意識が悪くなった子はいませんでした[8]。受診していない子どもにそのまま当てはまる数字ではありません。

まれだからこそ、見守りの間に「いつもと違う」と感じたら、迷わず受診してください。

次の山は、症状が消えてから

脳震盪と診断された場合、以前のように長く安静にさせるより、症状が落ち着いてきたら軽い運動から少しずつ戻すほうが回復を助けると、子どものスポーツの脳震盪をまとめた国際的な提言は述べています[9]。

ただし、山は転びやすい場所です。頭痛やふらつきが残っているうちは山に戻らず、医師に相談してから次の山行を決めてください。子どもの体力に合った山選びは、子どもは登山で何km歩ける?も参考にしてください。

子連れ登山のほかのトラブルと備えは、子連れ登山の注意点・安全対策にまとめています。

まとめ:頭を打ったら「動かさず確かめる、その日は下りる」

  • 子どもは頭が大きく、転ぶと頭から落ちやすい。山の岩の上では、30〜50cmの落差でも重症になる危険がある
  • 意識がない・けいれん・大量出血・頭のへこみ・強くなる頭痛、くり返し吐く・反応が鈍いときは、その場で119番などで救助を求める。呼吸がなければ胸骨圧迫を先に、首を痛めていそうなら動かさない
  • 医師が重く見るサインは、2歳以上なら「意識の変化・気を失った・吐いた・強い頭痛・頭の骨の付け根の骨折のサイン」、2歳未満なら「おでこ以外のたんこぶ・親から見ていつもと違う」など
  • 頭を打ったら、まず動かさずに意識とけがを確かめ、打った場所を約20分冷やす
  • 危険サインがなくても、その日は山行を切り上げて下山する。打ってから3時間がもっとも注意の要る時間
  • 帰宅後24時間は注意して見守り、3日間は「元気さ・顔・嘔吐」を見る。一つでも当てはまれば受診。日数にかかわらず悪くなれば受診し、迷ったら受診してよい。夜間は #8000 でも相談できる

山で子どもが頭を打つと、親は動揺します。だからこそ、出発前に「動かさず確かめる」「危険サインなら救助」「何もなくてもその日は下りる」の3つを家族で決めておいてください。住んでいる都道府県の #8000 の受付時間も、一度確かめておくと安心です。

参考文献

  1. 大阪小児科医会(福井聖子). 2013. 頭部打撲時の対応. https://www.osk-pa.or.jp
  2. Owen MM, Workman CD, Angileri HS, Terry MA, Tjong VK. 2024. Musculoskeletal injuries during trail sports: Sex- and age-specific analyses over 20 years from a national injury database. Wilderness & Environmental Medicine.
  3. Frisbee SJ, Hennes H. 2000. Adult-worn child carriers: a potential risk for injury. Injury Prevention.
  4. Kuppermann N, et al., 2009. Identification of children at very low risk of clinically-important brain injuries after head trauma: a prospective cohort study. Lancet.
  5. Holmes JF, et al., 2024. PECARN prediction rules for CT imaging of children presenting to the emergency department with blunt abdominal or minor head trauma: a multicentre prospective validation study. Lancet Child & Adolescent Health.
  6. Borland ML, et al., 2018. Vomiting With Head Trauma and Risk of Traumatic Brain Injury. Pediatrics.
  7. 厚生労働省. 子ども医療電話相談事業(#8000)について(令和8年5月22日現在). https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/newpage_55223.html
  8. Hamilton M, Mrazik M, Johnson DW, 2010. Incidence of delayed intracranial hemorrhage in children after uncomplicated minor head injuries. Pediatrics.
  9. Davis GA, et al., 2024. Pediatric Sport-Related Concussion: Recommendations From the Amsterdam Consensus Statement 2023. Pediatrics.
  10. Centers for Disease Control and Prevention. HEADS UP: Signs and Symptoms of Concussion. https://www.cdc.gov/heads-up/signs-symptoms/index.html