登山のゲイター(スパッツ)の選び方 雪の登山道を歩く、深緑のロング丈ゲイターを着けた足もと ヤマカルテ

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ゲイター(スパッツ)は、買うかどうか迷いやすい装備です。靴とレインウェアがあれば足りる気もしますし、店に行くと長さも値段もさまざまで、どれを選べばよいか分かりにくいはずです。

結論から書くと、ゲイターは履き口から雪・雨水・異物が入るのを減らし、靴の中を乾いた状態に近づける装備です。雪・雨・泥・砂・草むらのどれかを歩く予定があるなら、1つ持っておく価値があります。雪や雨の山にも使うなら、すねまで覆うロング丈の防水タイプが、いちばん多くの場面に対応できます。

私は理学療法士(PT・リハビリの専門職)として、足の皮膚トラブルや寒さによるけがを医学の側から見てきました。登山では140座以上を歩き、ゲイターは積雪期と雨の日には毎回着けています。この記事では、濡れた靴下と靴擦れの研究や、厚生労働省のマダニ対策をもとに、場面ごとの使い分けと選び方を整理します。読み終えるころには、自分の山行にどの長さと素材が合うかを決められるはずです。

先に、ゲイター選びの基準になる1足を紹介します。私が使っているのはモンベルの「GORE-TEX イージーフィット ロングスパッツ」で、いまは後継のドライテック イージーフィットスパッツ(モンベル公式)になっています。ここでは、同じく前開きで防水透湿のスパッツを紹介します。選ぶ理由は、このあと説明します。

ゲイター(スパッツ)は靴の中を守る装備

ゲイター(スパッツ)は、靴の履き口からすねまでを覆い、雪・雨水・泥・砂・小石が靴の中に入るのを減らす装備です。日本では「スパッツ」と呼ぶことが多く、海外では「ゲイター」と呼びます。どちらも同じものを指します。

ゲイターは履き口から入るものを減らすことを示す図解 雪・雨水・泥・砂・小石を防ぎ、入ると靴擦れや足の冷えにつながる ヤマカルテ

登山靴は、外から来る水をはじくように作られています。ところが、履き口だけは開いています。ここから入った雪や雨水は、靴の防水性があっても外へは抜けません。むしろ靴の中にたまります。

靴の中が濡れたり、異物が入ったりすると、足には2つの問題が起きます。

  • 靴擦れ(まめ)ができやすくなる
  • 寒い時期は、足が冷えやすくなる

どちらも、山の上では歩き続けるかどうかに関わる問題です。ここからは、場面ごとに何が起きるかを見ていきます。

ゲイターが今回の山行に要るかどうかは、登山の装備チェックリストでも確かめられます。

雪の日のゲイター|濡れた足は冷えにつながる

積雪期のゲイターは、靴の中に雪が入って溶け、靴下が濡れるのを防ぐためのものです。雪の斜面を歩くと、一歩ごとに履き口の高さまで足が沈みます。ゲイターがないと、溶けた雪が少しずつ靴下にしみていきます。

雪の日のゲイターの図解 履き口から雪が入り溶けて靴下が濡れ足が冷えやすくなる流れと、ロング丈・防水・補強の選び方 ヤマカルテ

濡れて冷えた足は、凍らなくても障害を起こすことがあります。非凍結性寒冷障害(塹壕足・浸漬足とも呼ばれます)は、発症に湿り気が欠かせないと整理されています[1]。冷たく濡れた状態を避けられない場面では、乾いた靴下に替えることが予防策の1つに挙げられています[1]。

塹壕足は長い遠征や野営の話と思われがちですが、日帰りでも、濡れて冷たい状態を長く続けないことが大切です。凍傷予防の観点でも、濡れは避けたい条件です。登山者637人を調べたイランの研究では、適切な装備が足りないことと凍傷のあいだに関連があり、濡れた衣服を避けることが予防策として挙げられました[2]。凍傷の部位としては、手に次いで足が多いという結果でした[2]。

雪の日に選ぶなら、すねまで覆うロング丈で、防水の生地を使ったものが基本です。アイゼンを着けるなら、下の部分が補強されたモデルを選ぶと、爪で裂く失敗を減らせます(後半の「アイゼンで裂いたら」で詳しく書きます)。

雨と泥の日のゲイター|濡れた靴下は靴擦れのもと

雨の日のゲイターは、レインパンツのすそと靴のすき間から入る雨水を止め、靴下を濡らさないためのものです。雨の登山道では、草についた水滴や水たまりのはね返りで、履き口のまわりが想像以上に濡れます。

雨の日のゲイターの図解 濡れた靴下と靴擦れに約1.9倍の関連があったハイカー203人の調査と、ロング丈・防水で履き口を覆う比較 ヤマカルテ

濡れた靴下は、靴擦れと結びついています。スペインの巡礼路を歩いたハイカー203人を調べた研究では、濡れた靴下で歩くことと、靴擦れ(まめ)ができることのあいだに、約1.9倍の関連が見られました[3]。同じ研究で、靴下の素材の違いには差が見られませんでした[3]。この調査は関連を見たもので、ゲイターを着ければ靴擦れが減ることまで確かめたものではありません。

濡れると靴擦れしやすくなる理由は、皮膚と布の摩擦にあります。皮膚の水分量を変えて布との摩擦を測った実験では、皮膚が湿るほど摩擦が大きくなり、完全に濡れた布では乾いた布の2倍を超えました[4]。前腕の皮膚で測った実験なので、そのまま足の数字には置き換えられません。それでも、濡れた靴下が皮膚を引っぱりやすいことは読み取れます。

靴擦れそのもののしくみや靴下の選び方は、登山用靴下の選び方と登山の靴擦れ対策で詳しく書いています。

泥道も、雨とセットで考えます。私が泥でゲイターを着けるのは、ほぼ雨の日です。泥は靴の外側を汚すだけでなく、履き口から入ると、水分と粒の両方を靴の中に持ち込みます。

雨の日に選ぶなら、防水の生地のロング丈が安心です。私は雨の日も雪の日も、ゲイターをレインパンツの上から着けて、いちばん外側にしています。このとき、ゲイターの上端にすき間があると、パンツを伝って流れた雨水が入りやすくなります。上端はふくらはぎに沿わせて、すき間を作らないように留めます。レインパンツのすそをゲイターの外にかぶせる着け方もあります。雨の日の歩き方や装備全体は、雨の日の登山ガイドにまとめています。

砂と小石のゲイター|富士山の砂走りが代表

砂と小石のためのゲイターは、靴の中に粒が入り、歩くたびに皮膚をこするのを防ぐためのものです。国内でいちばん分かりやすい場面は、富士山の砂走り・大砂走りです。富士登山オフィシャルサイトも、砂ぼこり対策としてゲイター・マスク・サングラスを挙げています[5]。

砂と小石のゲイターの図解 富士山の砂走りを下る登山者と靴の中の砂で皮膚がずれるしくみ、防水なし・ショート丈でもよい ヤマカルテ

靴の中の砂は、靴擦れの条件をそろえます。足の水疱は、皮膚の表面がこすれるだけでなく、皮膚の内部で繰り返されるずれによって起きると整理されています[6]。予防策としても、皮膚のそばに水分や粒をためないことが挙げられています[7]。砂は摩擦を上げ、一歩ごとにずれを繰り返させます。

砂が主な相手なら、防水でなくてもかまいません。足首を覆うショート丈でも十分なことが多く、軽くて持ち運びも楽です。私が砂のためにゲイターを着けるのは富士山くらいで、そのときもいつものロング丈を使っています。

砂走りの下り方や靴擦れとの関係は、富士山・砂走りの下り方で詳しく書いています。

草むらとマダニのゲイター|厚労省も対策に挙げる

草むらややぶを歩くときのゲイターは、マダニが足もとから衣服の中に入るのを防ぐ手段の1つです。厚生労働省のQ&Aは、マダニが多い場所に入るときの服装として、「ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、または登山用スパッツを着用する」と案内しています[8]。

マダニ対策の図解 登山用スパッツで覆う・虫よけ・入浴して確かめるの3つを重ね、刺されていたら無理に引き抜かず医療機関へ ヤマカルテ

ただし、ゲイターだけでマダニを防げるわけではありません。厚生労働省は同じQ&Aで、明るい色の服を着ること、虫よけ剤(ディートやイカリジン)を補助として使うこと、屋外活動のあとに入浴して刺されていないか確かめることも挙げています[8]。

衣服で覆う対策の効果を調べた研究もあります。アメリカでライム病(マダニが運ぶ感染症)を調べた症例対照研究では、肌を覆う服装に40%、虫よけ剤に20%の予防効果が見られました[9]。ゲイターそのものを調べた研究ではなく、日本のマダニ感染症にそのまま当てはまるわけでもありません。なお、同じ研究では、自分の体にマダニがついていないか確かめることに予防効果は見られませんでした[9]。それでも厚生労働省は、刺されていないかを活動後に確かめるよう案内しています[8]。研究が支えるのは「覆う」と「虫よけ」で、「あとで確かめる」は公的なすすめとして重ねておく、と考えてください。

子どもと歩くときの虫よけやマダニ対策は、子どもの虫よけとマダニ対策にまとめています。

ゲイターの選び方|丈・素材・留め方・ベルト

ゲイターは、丈・素材・留め方・靴底のベルト・サイズの5つを見れば選べます。いちばん先に決めるのは丈で、これは歩く場面で決まります。

ゲイターの選び方5つの図解 丈・素材・留め方・靴底のベルト・サイズの見どころ ヤマカルテ

見るところ選び方の目安
丈雪・雨=すねまでのロング(膝下丈)/砂・小石=足首までのショートでも可
素材雪・雨=防水透湿の生地/砂・夏の乾いた道=防水なしでも可
留め方前開き(面ファスナー・ファスナー)だと着け外しが楽
靴底のベルト交換できるものを選ぶと長く使える
サイズ登山靴とレインパンツの上から着けて、すき間が出ないか

丈|ロングとショートの違い

ロング丈(膝下丈)は、雪・雨・泥・砂のすべてに対応できます。雪や雨の山にも行くなら、1つだけ持つのはこちらです。夏の乾いた低山だけなら、ショート丈や、ゲイターなしでもかまいません。私も、夏も冬も同じロング丈を1つで使っています。

ショート丈は、足首の高さまでを覆います。軽く小さくたためるので、ガレ場(石がごろごろした道)や、足が深く沈まない短い雪渓に備えてザックに入れておく使い方に向いています。足が深く沈む雪や長い雨には、ロング丈を選んでください。

素材|防水でも蒸れはゼロにならない

雪や雨で使うなら、防水透湿の生地(外からの水を防ぎ、内側の湿気を逃がす生地)を選びます。GORE-TEXやモンベルのドライテックがこれにあたります。

ただ、防水と透湿は別の性能です[10]。防水透湿の生地でも、内側の湿気がすべて外へ抜けるわけではありません。この点は、後半の「積雪期の蒸れ」で詳しく書きます。

砂や夏の乾いた道が中心なら、防水でない軽い生地でもかまいません。こちらのほうが蒸れにくく、安く手に入ります。

留め方|前開きは着け外しが楽

ゲイターは、前か後ろを開けて脚に巻きつけ、ファスナーや面ファスナーで留めます。前開きのものは、登山靴を履いたまま、立ったままでも着け外ししやすいのが利点です。

面ファスナー(マジックテープ)留めは、手袋をしたままでも扱いやすく、雪が詰まっても開け閉めできます。ファスナー留めは、すき間ができにくい反面、凍ったり雪を噛んだりすると動きにくくなります。

靴底のベルト|交換できるものを

ゲイターの多くは、靴底の土踏まずの下にベルト(ストラップ)を通して、ずり上がらないように固定します。このベルトは岩や地面とこすれて、本体より先に傷みます。交換用のベルトを売っているモデルを選ぶと、本体を長く使えます。モンベルも、スパッツ用の交換ストラップを単体で販売しています[11]。

サイズ|登山靴とレインパンツの上から

サイズは、実際に履く登山靴と、レインパンツをはいた状態で合わせます。レインパンツの上から着けるなら、その上から留めて余裕があるかを確かめます。すそが余るとバタつき、きつすぎると着け外しが大変です。ふくらはぎの太い人は、上側の留め具に余裕があるかも確かめてください。

私が使っているゲイター

私が使っているのは、モンベルの「GORE-TEX イージーフィット ロングスパッツ」です。積雪期と雨の日は毎回着けていて、砂の富士山でも同じものを使ってきました。いまは後継の「ドライテック イージーフィットスパッツ」になっています。

後継モデルは、モンベル公式の説明では、積雪期を想定した膝下丈で、アイゼンやスノーシューで破れやすい下の部分を丈夫な生地で補強しています[11]。面ファスナー留めで、平均重量は215gです[11](2026年10月26日時点の公式情報。買う前に公式ページで確かめてください)。

後継モデルは、モンベル公式オンラインストアで確かめられます。通販サイトで同じ形を選ぶなら、前開きで防水透湿のロング丈が目安です。

ゲイターの着け方と手入れ|蒸れ・アイゼン・補修

ゲイターは、着け方と手入れしだいで、蒸れや破れの困りごとをかなり減らせます。ここでは、私が実際に気になった3つの点を書きます。

ゲイターの着け方と手入れの図解 上端はすき間なく締めすぎない、積雪期は休憩で靴下を確かめる、アイゼンで裂けたらリペアテープで補修 ヤマカルテ

締めすぎない

ゲイターの上側は、ずり落ちず、上端にすき間ができない程度に留めます。強く締めると、ふくらはぎを圧迫します。寒冷障害の予防でも、血の流れを妨げないゆとりのある服装が基本とされています[12]。

積雪期の蒸れ

ゲイターの蒸れは、私も少し気になっています。とくに積雪期です。

防水透湿の生地でも、汗の量が多いと内側は濡れます。気温5℃で、汗をかくマネキンに防寒着を着せた実験では、生地の種類が違っても、汗が多い条件では皮膚の濡れが大きく増えました[13]。さらに寒い環境では、衣服の中で湿気が結露し、熱を外へ逃がす通り道になることも示されています[14]。

どちらもゲイターではなく防寒着全体の実験ですが、考え方は同じです。雪の登りで汗をかけば、ゲイターの内側も湿ります。私が意識しているのは次の2つです。

  • 登りで汗をかきすぎないペースと服装にする
  • 休憩のときに、靴下が湿っていないかを確かめる。湿っていたら、替えの靴下に履き替える

アイゼンで裂いたら

アイゼン(靴底に着ける金属の爪)を使うと、反対の足の爪でゲイターの内側を引っかけることがあります。私も一度、アイゼンでゲイターを引っかけて破りました。

破れたゲイターは、リペアテープ(衣類の補修用テープ)で直せます。私は破れた部分の内側と外側からテープを貼り、そのまま使っています。小さな裂け目なら、買い替えなくても十分です。

引っかけるのは、両足の間隔が狭いときです。アイゼンを着けたら、いつもより少し足を開いて歩くと引っかけにくくなります。爪がゲイターやズボンのすそに引っかかると、つまずいて転ぶきっかけにもなります。補強のあるモデルを選んでも、歩き方の注意は変わりません。

アイゼンやチェーンスパイクの選び方は、チェーンスパイクと軽アイゼンの選び方にまとめています。

まとめ:ゲイターは「歩く場面」で選ぶ

  • ゲイター(スパッツ)は、履き口から雪・雨水・異物が入るのを減らす装備
  • 雪:溶けた雪で靴下が濡れると、足が冷えやすい。ロング丈・防水を選ぶ
  • 雨と泥:ハイカー203人の調査で、濡れた靴下と靴擦れに約1.9倍の関連があった
  • 砂と小石:富士山の砂走りが代表。防水でなくても、ショート丈でもよい
  • マダニ:厚労省も登山用スパッツを挙げる。虫よけと、活動後の確認を重ねる
  • 選び方は丈・素材・留め方・靴底のベルト・サイズ。雪や雨にも使うなら、ロング丈の防水タイプ
  • 積雪期は蒸れに注意。アイゼンで裂いたら、リペアテープで補修できる

次の山行で雪・雨・砂・草むらのどれかを歩くなら、まずロング丈を1つ用意してください。靴の中を乾いた状態に近づけることが、靴擦れと冷えを遠ざける第一歩です。

参考文献

  1. Zafren K. 2021. Nonfreezing Cold Injury (Trench Foot). International Journal of Environmental Research and Public Health.
  2. Harirchi I, Arvin A, Vash JH, Zafarmand V. 2005. Frostbite: incidence and predisposing factors in mountaineers. British Journal of Sports Medicine.
  3. Chicharro-Luna E, Gijón-Noguerón G, Sánchez-Rodríguez R, Martínez-Nova A. 2022. The influence of sock composition on the appearance of foot blisters in hikers. Journal of Tissue Viability.
  4. Gerhardt LC, Strässle V, Lenz A, Spencer ND, Derler S. 2008. Influence of epidermal hydration on the friction of human skin against textiles. Journal of the Royal Society Interface.
  5. 静岡県・環境省ほか. 各登山口と登山ルートについて. 富士登山オフィシャルサイト. https://www.fujisan-climb.jp/comparison-of-routes/
  6. Rushton R, Richie D. 2024. Friction Blisters of the Feet: A New Paradigm to Explain Causation. Journal of Athletic Training.
  7. Hoffman MD. 2016. Etiological Foundation for Practical Strategies to Prevent Exercise-Related Foot Blisters. Current Sports Medicine Reports.
  8. 厚生労働省. 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A. https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html
  9. Vázquez M, Muehlenbein C, Cartter M, Hayes EB, Ertel S, Shapiro ED. 2008. Effectiveness of personal protective measures to prevent Lyme disease. Emerging Infectious Diseases.
  10. Chang Y, Liu F. 2023. Review of Waterproof Breathable Membranes: Preparation, Performance and Applications in the Textile Field. Materials.
  11. モンベル. スパッツ(オンラインストア). 2026年10月26日閲覧. https://webshop.montbell.jp/goods/list.php?category=377400
  12. Rathjen NA, Shahbodaghi SD, Brown JA. 2019. Hypothermia and Cold Weather Injuries. American Family Physician.
  13. Fukazawa T, Lee G, Matsuoka T, Kano K, Tochihara Y. 2004. Heat and water vapour transfer of protective clothing systems in a cold environment, measured with a newly developed sweating thermal manikin. European Journal of Applied Physiology.
  14. Lotens WA, van de Linde FJ, Havenith G. 1995. Effects of condensation in clothing on heat transfer. Ergonomics.